細菌

公開日:  最終更新日:2017/06/23

細菌の形

細菌はその形により球菌桿菌ラセン菌に分類され、球菌の大きさは直径 0.5〜1μmで、配列や集合状態から単球菌、双球菌、連鎖球菌などに分かれます。

桿菌は棒状の細菌で、大きさは幅 0.5〜1μm×長さは2〜4μmで、短い形のものを短桿菌と呼び分類されています。

菌体がらせん形になったものがあり、大きさは0.1-0.5µm程度の細長い菌体がらせん状になっているものをラセン菌と呼びます。

酵母の形

酵母は英語でイーストと呼ばれ、ビールやパンの発酵にも使われるなじみの深い菌です。

単細胞の微生物で、運動性はなく、光合成能はなく、栄養は外部の有機物を分解吸収することで得ています。

形は球形、卵形、長円形や円筒形など様々な形のものがあり、大きさは細菌よりも大きく直径3〜12μm、円筒形のもので幅2〜4μmx長さ4〜20μmです。

これらは運動性は無く、出芽または分裂によって増殖します。

カビの形

カビは糸状菌とも呼ばれ、菌糸の先端部で伸ばして胞子を形成して増殖します。

カビは葉緑素を持ないので、光合成ができず、発育には有機物が必要になります。

カビは炭水化物や糖を含んだ穀類、豆類、いも類にて増殖する特徴があります。

カビは単細胞生物である細菌や酵母と異なり多細胞の生物で、糸状の菌体が集合して大きな菌糸体を形成します。

細菌と温度

これら菌類の増殖に適した温度は、20℃前後のものを低温菌、35℃前後のものを中温菌、55℃前後のものを高温菌と呼びます。

食中毒などを起こす病原菌はほとんど中温菌です。

カビ・酵母では増殖に適した温度は、25℃前後でどの菌も0度を下回ると活動を停止し、人の病原菌は中温菌であり5℃を下回ると活動が不活性化します。

しかし、カビや酵母では更に温度が低くカビで-11℃、酵母で-10℃とされている。

一方で、最高増殖温度は細菌で50℃、カビ・酵母で60℃で、それを超えると死滅します。

細菌と水素イオン濃度(pH)

酸性とアルカリ性

pHという言葉は、理科の時間でならっていますがもう覚えている方は少ないかもしれません。

この言葉は、健康に関して体のphや食品のphなど生活の中に使われますので覚えておくと良いでしょう。

pHとは、水溶液の性質をあらわす単位で、酸性、中性、アルカリ性と分類され、中性はpH7、これより低い方を酸性、高い方をアルカリ性と呼びます。

細菌の増殖至適pHは6.5〜8.0であり、pH4.5以下になると増殖できませんが、乳酸菌のように酸性域でも増殖できるものや、コレラ菌のようにpH8.0〜9.0でよく増殖するものもあります。

カビ・酵母ではpH5.0〜6.0が最適であり、酸性でも増殖できることが特徴です。

細菌と酸素

好気性菌

酸素がないと増殖できない菌類で、カビ・枯草菌などがこれに分類されます。

通性嫌気性菌

酸素があってもなくても増殖できる菌類で、多くの病原菌・乳酸菌・大腸菌などがこれに分類されます。

嫌気性菌

酸素がないか、あっても微量のときだけ増殖できる菌類で、ボツリヌス菌・破傷風菌などがこれに分類されます。

微好気性菌

酸素が少しだけ存在するとき増殖できる菌類で、カンピロバクターなどがこれにあたります。

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